いわゆる「コンテンツビジネス」と呼ばれるものは、
- 何らかの専門性を有している人が
- その専門性をもとに「情報商材」を作り
- それをネット販売する
という原型を持ちます。
「情報商材」とは、
- 小冊子
- その小冊子の内容をPDFにしたもの
- 講座やセミナーあるいは講演会
- eラーニング
といったものを指します。
ここでいう専門性にはさまざまなものが考えられます。
たとえばあるところにガラス細工の専門家がいたとします。
この人がガラス細工をビジネスにしようとしたら
「自分が作ったガラス細工の作品を販売する」
というビジネスモデルを考えるのがふつうですが、
「コンテンツビジネスをする」
という選択肢もあります。
「コンテンツビジネスをする」とは、すなわち
- ガラス細工のノウハウを小冊子にして販売する
- その小冊子の内容をPDFにして販売する
- ガラス細工をテーマに講座やセミナーをする
- ガラス細工を学べるeラーニングを作る
といったビジネスモデルになります。
ガラス細工の作品の販売とコンテンツビジネスの両方を行うことも、むろん、できます。
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コンテンツビジネスには「2次利用」という展開方法もあります。
たとえばガラス細工をテーマに講座やセミナーをするときにそれを撮影し動画にします。
その動画を商品として販売するのです。
これが「2次利用」です。
さらに、たとえば後日、ガラス細工の工房で
「2泊3日のスペシャル合宿セミナー」
を開くとしましょう。
このとき
「合宿参加者には講座をしたときの動画を無料プレゼント」
というおまけをつけて、以前作ったその動画を合宿の集客に活用するということもできます。
コンテンツが増えるにしたがって「2次利用」がしやすくなりますが、これはある意味
「コンテンツビジネスの規模の経済(スケールメリット)」
と表現することができるかもしれません。
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コンテンツビジネスが事業として成立するのは
「媒体の種類が変われば人はそれを『異なる商品』と認識する」
という人間の性質にもその理由があります。
セミナーや講座で話した同じ内容を
- 小冊子にしたり
- PDFにしたり
- 動画にしたり
つまり媒体を変えて販売すると、同じ顧客に販売することができるのです。
内容は同じなのですが、人は小冊子、PDF、動画、それぞれを「異なる商品」と認識します。
ビジネス書などでよくあることですが、同じ著者が出している異なる本を読み比べたとき、
「題名が違うのに、内容はほぼ同じ」
という現象?に出会ったことはありませんか?
あれも同様に
「媒体の種類が変われば人はそれを『異なる商品』と認識する」
という点を利用しているのです。
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